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2024年度第3回公開シンポジウム

2024年度第3回公開シンポジウムについて

日本教育心理学会では,教育心理学に関する研究の振興と研究成果の社会への還元を目的に,公開シンポジウムを開催しています。
以下,2024年度第3回の公開シンポジウムのご案内です。どなたでもご覧いただけますので,どうぞお申込みください。

テーマ

大学入試における公平性の問題をひも解く
――心理学と社会学からのアプローチ――

配信期間

2024年9月1日よりオンデマンド配信

視聴申込み

https://forms.gle/5QYjZkLueCWodTWW6

企画

日本教育心理学会 総会企画委員会

司会

宮本友弘(東北大学)

企画趣旨説明

南風原朝和(東京大学)・倉元直樹(東北大学)

話題提供

心理的構成概念としての公正さ

林 洋一郎(慶應義塾大学)

社会階層論・選抜構造論からみた公平性問題
――社会学的アプローチ――

中村高康(東京大学)

心理測定論からみた大学入試の公平性問題
―――得点調整をめぐる問題から高大接続改革まで――

倉元直樹(東北大学)

受験者の公正感からみた大学入試 

西郡 大(佐賀大学)

指定討論

南風原朝和(東京大学)

企画趣旨

 「大学入試の公平性」については,選択科目間の難易度の違いや,女子枠・地域枠の設定,障害のある受験者への合理的配慮,居住地による受験機会の違い,さらには受験に至るまでの学習経験の違いなどに関して,世間の関心を呼び,多くの議論がなされてきました。近年の共通テスト改革でも,英語民間試験を導入する際に異なる試験間で公平な比較ができるかとか,記述式問題を導入したら大量の答案を公平に採点できるのか,といったことが議論となりました。
 大学入試は近年,ますます多様化してきており,それにともなって公平な入試のあり方が,これまで以上に問われるようになっています。このような状況において本シンポジウムでは,社会心理学や社会学の観点から公平性の問題に取り組んできた研究者を交え,何をもって公平と考えるかという原点に立ち返って公平性の問題を掘り下げ,今後の大学入試の設計に向けて検討していく契機としたいと思います。