2016年度公開シンポジウムについて
日本教育心理学会では,教育心理学に関する研究の振興と研究成果の社会への還元を目的に,公開シンポジウムを開催しています。
2016年度の公開シンポジウムは以下の日程で開催します。
テーマ | 発達障がいにどう向き合うか―特別な配慮を必要とする児童・生徒の現状と学校適応― |
日 時 | 2016年12月4日(日)13時~16時 |
場 所 | 立命館大学 大阪いばらきキャンパス C棟2階 レクチャールーム273 |
参加無料 | どなたでも参加できます。直接会場にお越しください。 |
企 画 | 日本教育心理学会 研究委員会 |
司 会 | 吉田 甫 先生(立命館大学) |
話題提供 | 中井昭夫(兵庫県立リハビリテーション中央病院子どもの睡眠と発達医療センター副センター長) 不器用な脳? ―身体性から考える神経発達障害― 神山 忠(岐阜特別支援学校) いい子の定義 ―脆弱性と豊かさの視点から― 別府 哲(岐阜大学) ユニークな世界を共有する ―自閉スペクトラム症の理解と支援― |
指定討論 | 河合優年(武庫川女子大学) |
◆シンポジウムののチラシは画像をクリックしてダウンロードしてください
2016年度公開シンポジウムチラシ(表面) 2016年度公開シンポジウムチラシ(裏面)
◆企画主旨
学校教育現場においては,特別な配慮を必要とする児童・生徒・学生の数が年々増加してきている。しかし,現場の教育者や保護者が,これらの子どもたちについての実態やそれを理解するための情報を十分に知っているのかということになると,大きな疑問符がつく。このような支援を要する子ども理解は,個々の子どもへの支援と同時に,学級全体の力動的な関係や雰囲気,子育てに対する焦点化されない不安など,マクロ的な視点からも大きな意味がある。
このシンポジウムでは,最初に特別な支援を必要とする子ども像について話題提供をいただき,教師,支援者,そして当事者経験者の視点から議論を進め,教育心理学に関わる研究者と実践者が,今どのように学校現場の問題に向き合うのかについて考えて行きたい。
教育現場での実践的な感覚を大切にしながら,子ども中心主義の教育心理学について参加者の意識を深められればと考えている。
これまでの公開シンポジウム
タイトルをクリックしていただくと『教育心理学年報』に掲載されているまとめがご覧いただけます。
2015年12月5日(東京) | 学力格差は超えられるか ―教育心理学からの挑戦― |
2014年12月13日(東京) | 青少年のスマートフォン&インターネット問題にいかに対処すべきか ―社会と教育心理学との協働に向けて― |
2013年 9月28日(仙台) | 被災した子どもの発達・教育をどう支援するか -東日本大震災における心理的支援のこれからを考える- |
2012年 8月26日(東京) | 環境問題やリスクに対して主体的・クリティカルに向き合う市民の育成 |
2011年 8月27日(名古屋) | 生活の中の「ジェンダー問題」とは何か? ―女性にも,男性にも,不都合なジェンダー問題を明らかにする― |
2010年 8月 7日(横浜) | 特別支援教育と教育心理学 ―学校における心理教育的援助の実践― |
2009年 8月 1日(福岡) | 創立50周年記念シンポジウムⅡ 「伝えあう力」を育てる授業づくり ―新教育課程における学習活動の創造― |
2008年 9月13日(京都) | 創立50周年記念シンポジウム 言語力 ―考える力を育むことばの教育― |
2007年 8月 4日(東京) | 21世紀型学力の育成を目指して ―学力低下論争を超えて― |